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2代目のブログ

家紋 職人から見た節句人形への家紋の必要性

2021.04.04

今日は節句職人が思う端午の節句に家紋の役割について

家紋 職人から見た節句人形への家紋の必要性
画像は、粟生家、家紋、丸に並び鷹の羽

 

●端午の節句に家紋の役割
家紋は時代により役割が変化して、現在では先祖と家族を時代を超えてつなぐ自身のロゴです。
親族とも希薄になっていく時代、現代に生まれた子供に系統や同族関係を明らかにする判断材料となります。
住まいが離れた場所で、家族を想う心、家を大事にする心が育まれる事を願います。

●由来と役割の変化
平安時代に公家が家の目印として牛車などの調度品に家紋を付け始め、
鎌倉時代以降は武将の目印として 旗や武具にと広がっていった家紋。
江戸時代には、庶民の間で名字を公的に持てない代わりに家の目印として用いることも多かったようです。
明治時代に入ると傘や紋付き袴、風呂敷など家の名を表す標識になっています。

●職人の思い
一族や親族が希薄になってゆく現代こそ家紋の価値を問い直し
その素晴らしさを一人でも多くの方に知ってもらいたい。特に初節句は世代の節目でもあり、ちゃんと調べる良い時期です。
そして家紋は先祖と家族を時代を超えてつなぐ一つの分かりやすいアイテムです。
1000年の歴史を持ち受け継がれてきた、日本の伝統文化公式の自分のロゴとも言えるでしょう。
節句行事で、家族を想う心、家を大事にする心が育まれる事を願います。

●現代の家紋入れ
留袖・風呂敷・紋付袴・礼服に合わせるネクタイ・節句人形・屋根(瓦)・仏壇・お墓・七五三着物・宮参り着物・袱紗・提灯・鯉のぼり
※新しい世代の繋ぎ役、家紋は家系の世代交代準備として初節句は家紋を伝える事に最適です。